現場ブログBLOG
シーリングの「打ち替え」と「打ち増し」の違い|見積書で損をしないために
こんにちは!名古屋市の外壁塗装専門店「塗り替えショップ」の児玉です。
見積書に「シーリング打ち替え」あるいは「打ち増し」と書いてあるのを見て、どちらが正しいのか分からない——このご相談、とても多いです。
金額にすると10万円以上変わることもある項目なので、ここは知っておいて損はありません。
先に結論
- 打ち替え=古いシーリングを撤去して、新しく入れ直す
- 打ち増し=古いものを残したまま、上から足す
- 基本は「打ち替え」です。打ち増しでいいのは場所が限られます
- とくにサイディングの目地(縦横の継ぎ目)は打ち替え一択と考えてください
- 打ち増しでいいのは主にサッシまわり。ここは無理に撤去すると防水層を傷めるためです
目次
そもそもシーリングとは
シーリング(コーキングとも言います)は、外壁材と外壁材のあいだを埋めているゴム状の素材です。サイディングのお宅なら、壁の継ぎ目に細長く入っているのが見えると思います。
役割は2つあります。
- 雨水を入れない…いちばん大事な役割です
- 外壁の動きを吸収する…建物は気温や地震でわずかに動きます。その動きをゴムのように受け止めています
シーリングが切れる=家に水が入る入口ができるということです。塗装よりも先に、ここが寿命を迎えることも珍しくありません。
ご自宅で確認できます。外壁の継ぎ目を見て、ひび割れている・痩せて隙間ができている・硬くなっている・剥がれかけている——どれかに当てはまったら、そろそろです。指で押して弾力がなければ、寿命と考えてください。
打ち替えと打ち増しの違い
| 打ち替え | 打ち増し | |
|---|---|---|
| やること | 古いシーリングを撤去してから新しく充填 | 古いものを残したまま上から足す |
| 手間 | 撤去の作業が入るぶん多い | 少ない |
| 費用 | 高い | 安い |
| もち | 長い(新品の厚みを確保できる) | 短い(古い層から先に切れる) |
打ち増しが弱い理由は「厚み」です
シーリングは、ある程度の厚みがあってはじめて、伸び縮みに耐えられます。打ち増しでは、古い層が場所を占めているぶん新しいシーリングの厚みが薄くなります。
さらに、下にある古いシーリングはすでに硬く、劣化しています。建物が動いたとき、先に古い層が切れます。上に新しいものを乗せていても、下から裂けてくるわけです。
どちらを選ぶべきか(場所別)
サイディングの目地 → 打ち替え
ここは打ち替え一択と考えてください。外壁材どうしの継ぎ目で、いちばん動きが大きく、いちばん水が入りやすい場所です。
「サイディングの目地を打ち増しで」という見積書を見たら、なぜ打ち増しなのかを必ず聞いてください。金額を安く見せるためだけに打ち増しにしているケースがあります。
サッシまわり → 打ち増しが基本
ここは逆です。窓枠と外壁のあいだのシーリングは、無理に撤去しないほうがいいとされています。
理由は、この部分の奥に防水シート(透湿防水シート)が入っていることがあり、撤去のためにカッターを入れるとそれを傷つけてしまう恐れがあるからです。傷つければ、かえって雨漏りの原因になります。
つまり「サッシまわりが打ち増し」は、手抜きではなく正しい判断です。ここを混同して「全部打ち替えないと手抜き」と言う情報も見かけますが、それは正確ではありません。
まとめると
- サイディングの目地(縦横の継ぎ目)… 打ち替え
- サッシまわり(窓の枠と壁のあいだ)… 打ち増しが基本
この2つが見積書で正しく書き分けられていれば、ちゃんと分かっている業者だと思っていただいていいです。
見積書のここを見てください
- 「一式」ではなく長さ(m)で書かれているか…「シーリング打ち替え ◯◯m × 単価」の形が理想です
- 打ち替えと打ち増しが分けて書かれているか…全部まとめて「シーリング工事一式」だと、中身が分かりません
- 使うシーリング材の商品名…「変成シリコン」「ウレタン」などの種類と、メーカー名・商品名まで書いてあるか
- プライマー(下塗り接着剤)の記載…シーリングを接着させるための下地材です。省くと数年で剥がれます
「その長さは、どうやって測ったんですか?」——この一言を聞いてみてください。塗り替えショップでは図面からCADデータを作成して、目地の長さを算出しています。目分量ではありません。
見積書全体の見方は失敗しない業者選び7つのチェックにまとめています。
よくある質問(FAQ)
Q1. 打ち替えだと、いくらくらい高くなりますか?
A. お宅の大きさや目地の量によりますが、打ち増しとの差は数万円〜10万円以上になることがあります。ただし打ち増しは次の塗り替えが早く来るので、長い目で見ると打ち替えのほうが安くつくことが多いです。
Q2. シーリングだけ先に直すことはできますか?
A. できます。ただしシーリング工事にも足場が必要です。塗装と別々にやると足場代が二重にかかるので、雨漏りしているなど急ぐ理由がなければ、塗装と一緒がおすすめです。
Q3. シーリングの寿命はどれくらいですか?
A. 一般的には10年前後と言われますが、日当たりや建物の動きで差が出ます。南面や西面のほうが早く傷みます。塗装より先に切れることも珍しくありません。
Q4. 塗装のとき、シーリングの上から塗りますか?
A. 塗る場合と塗らない場合があります。シーリング材の種類によっては、上から塗ると汚れやすくなったり、逆に塗らないと紫外線で早く傷んだりします。先打ち(シーリング→塗装)か後打ち(塗装→シーリング)かも含めて、使う材料に合わせて判断します。
Q5. モルタル外壁でもシーリングは必要ですか?
A. モルタルには目地がないので、サイディングのような打ち替えは発生しません。ただしサッシまわりや、ひび割れ(クラック)の補修でシーリング材を使います。
まとめ
- 打ち替え=撤去して入れ直す/打ち増し=上から足す
- 打ち増しが弱いのは厚みが取れないうえ、古い層から先に切れるから
- サイディングの目地は打ち替え、サッシまわりは打ち増しが基本
- 「サッシまわりが打ち増し」は手抜きではなく正しい判断です
- 見積書は長さ(m)・打ち替えと打ち増しの区別・材料名・プライマーを見る
他社のお見積りをお持ちの方は、そのままお持ちください。シーリングの項目がどう書かれているかを一緒に見て、同じ条件で比べられる形にしてご説明します。
この記事を書いた人
▼あわせてどうぞ
- 失敗しない業者選び7つのチェック
- 外壁塗装の高圧洗浄は何のため?
- 名古屋市の外壁塗装 費用相場(契約80件の実額データ)
- 他社のお見積りをお持ちの方へ
- 無料の外壁・屋根診断
- お問い合わせ・ご相談はこちらから
名古屋市で外壁塗装・屋根塗装をお考えの方は、名古屋市の外壁塗装なら塗り替えショップもあわせてご覧ください。施工事例・お客様の声・料金プラン・無料診断のご案内をまとめています。
- CATEGORY
- ARCHIVE ▲
- 2026-09
- 2026-08
- 2026-07
- 2026-06
- 2026-05
- 2026-04
- 2026-03
- 2026-02
- 2026-01
- 2025-12
- 2025-11
- 2025-10
- 2025-09
- 2025-08
- 2025-07
- 2025-06
- 2025-05
- 2025-04
- 2025-03
- 2025-02
- 2025-01
- 2024-12
- 2024-11
- 2024-10
- 2024-09
- 2024-08
- 2024-07
- 2024-06
- 2024-05
- 2024-04
- 2024-03
- 2024-02
- 2024-01
- 2023-12
- 2023-11
- 2023-10
- 2023-09
- 2023-08
- 2023-07
- 2023-05
- 2023-04
- 2023-03
- 2023-02
- 2023-01
- 2022-12
- 2022-11
- 2022-10
- 2022-09
- 2022-08
- 2022-07
- 2022-06
- 2022-05
- 2022-04
- 2022-03
- 2022-02
- 2022-01
- 2021-09
- 2021-08
- 2021-03
- 2021-02
- 2021-01
- 2020-11
- 2020-10
- 2020-09
- 2020-08
- 2020-07
- 2020-06
- 2020-03
- 2019-12
- 2019-05
- 2019-04
- 2019-02
- 2018-12
- 2018-11
- 2018-10

